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メロディ 6月号 [少女マンガ]

 4月28日発売。今回は、好み度が満点と言えそうな作品が、3本と、なかなかポイント高いです。


●さくらふぶきに咲く背中/中村明日美子
 読切、33ページ。 女子高に通う真理は、ふとした拍子に見る夢があった。幼稚園の頃、仲の良かった女の子とキスするシーン。曖昧な記憶の中、ずっと気にかけていた真理だが、そんなある日、電車の中で、偶然、その女の子と再会する。昔の面影があり、可愛いタイプの葉子という女の子で、意気投合するが……という展開。 禁断の恋。兄妹、同性……と、色々ありますが、そんな恋の描写がテーマの作品です。切ない話ですが、見どころは、別にあるようで、やはり、真理が引っかかっている幼稚園の頃のエピソードが、展開を面白くしていますね。小悪魔っぽい葉子の魅力を、うまく引き出したような結末に、好感が持てます。

●そこをなんとか/麻生みこと
 連載、48ページ。 ある大学の大学祭を訪ねた楽子と東海林は、そこで行われている裁判員制度模擬評議に参加する事になった。弁護士として、見聞を深めるためだが、模擬裁判後、裁判員シミュレーションで、討論が繰り広げられると、楽子は……。
 旬な話題と言えそうな裁判員制度。その仕組みが、丁寧に描かれていて、なかなか興味深いストーリーでした。単に、説明だけではなく、裁判員同士のドラマチックなエピソードも盛り込まれていますし、とても楽しめました。でも、見どころは、やさぐれた楽子の暴走かな……。周囲を引き込んで、重い刑を引きだした楽子と、弁護士の手腕を見せた東海林、それぞれのグループの判決に、大きな開きがあったのも、驚きですね。

●っポイ!/やまざき貴子
 連載75話。 高校入試の合格発表の日、みんなに誘われながらも、発表を見に行かず、家で勉強を続ける平。ホワイトデーのお返しを忘れていた事も重なり、落ち込んでいたが……という事で、ついに、ここまできました。
  結果は、予想の範囲内ではありますが、それでも、ミラクルですね。ようやく、肩の荷が下りたという感じの平ですが、もう一つ、最大の難題が待ちかまえているようで……。雛姫と真、それぞれ、平への思いが膨らんでいるようですし、鷹丘の不用意な一言で、均衡が崩れそうな予感も……。たぶん、春休みの数日間が、タイムリミットだと思いますし、ラブストーリーとして、進展するのか、気になるところです。



Melody (メロディ) 2008年 06月号 [雑誌]

Melody (メロディ) 2008年 06月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2008/04/28
  • メディア: 雑誌



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