花とゆめ　24号：「直chan」ＷＯＲＬＤ：SSブログ

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花とゆめ　24号　[少女マンガ] [編集]

　11月20日発売。好みの作品は、４本。いつも読んでいる連載ですが……。

●星は歌う／高屋奈月
　連載27話。　千広の抱えている心の傷は、中学生の頃に知り合った桜という同級生が深く関わっていた。当時、問題児として有名だった彼女は、周囲の人達から、いじめを受けていた。ある日、ちょっとした親切心から桜を助けた千広は、彼女が抱いている深い孤独に共感し、行動を共にするようになるが……。
　千広の暗い過去で、最も尾を引いている話のようですね。サクヤと重ねていた女性の存在が明かされ、一番気になっていた事がわかってきましたが、かなりシビアな問題のようで、見えかけていた解決の糸口も、後退したように思います。

●Ｓ・Ａ／南マキ
　連載92話。　彗との婚約の噂を聞きつけた彗の祖父が、光を訪ねてきた。婚約は認めないと、直々に言いに来た彼に反発する光だが、何か他に悩みを抱えている様子で……。そんな時、彗の母親が、帰国した。身内で誕生日会をするというが……。
　　彗の祖父と母親が不仲なのは、以前から知っていましたが、その理由が、明かされそうですね。祖父が、彗と光の関係を認めない理由も、そこにあるようですし、気になります。
　それにしても、無理難題が書かれた誕生日プレゼントのリストの物を、必死に集め歩いている彗の祖父が、ちょっと哀れに思えてきました。

●神様はじめました／鈴木ジュリエッタ
　連載15話。婚約の印を付けられた白蛇に連れ去られた奈々生は、ヨノモリ社にいた。白蛇は、そこの神使で、瑞希という名前らしい……。彼に反発し、そこから逃げ出した奈々生だが……。
　奈々生の危機というよりは、ヨノモリ社の異変に興味を引かれます。奈々生がずっと感じていた違和感は、あるべきものが無いというもので、それは、瑞希の暴走を招いた要因にもなっているようですし、まずは、問題の把握が先決ですね。

●今日も明日も。／絵夢羅
　連載15話。取材を兼ねて、ちかの学校の文化祭を見に行った稜だが、そこで、稜が高校生の頃の恋人と、偶然、再会した。一方、稜の元恋人が現れた事で、動揺するちかだが、友人たちの応援で、稜の気持ちを試そうと、ある計画を実行する……。
　着飾ったちかの魅力に、圧倒された感じです。稜が落ちるのも時間の問題かな……。いずれにしても、稜とちかの微妙な関係は、意識下では、深く繋がっているようですし、両思いなのに、うまく行かないというのは、歯がゆいですね。ただ、ここに来て、最大のライバルと言えそうな夏澄が、本格的に動き出しそうですが、こじれるのか、後押しになるのか、判断が難しいところです。