とらドラ! 最終回 [アニメ]
TVアニメ「とらドラ! 第25話(最終回)」を、見ました。泰子の実家を訪ねた竜児と大河は、泰子に嘘の電話をかけて、実家に戻るように仕向けた。十数年ぶりに、両親と会った泰子は、子供のようで、優しく見守る竜児たち……。そんな中、目先の幸せよりも、周囲の人達を含めて、みんなに祝福されるような関係を築きたいと願う竜児と大河は……。
最終回。結局、アニメオリジナルの結末になってしまいましたね。キスシーンは、見応えありましたし、大河の強い決心と、それを信じて待つことにした竜児という展開は、ハッピーエンドとは言い難いかも知れませんが、シビアな現実の中、うまく折り合いを付けた結果として、好感が持てます。1年後のエピソードは、大河が姿を見せた理由や、家族との関係が語られていませんが、きっと、すべて上手く行って、嫁に来たという感じでしょうか……。そう信じたいですね。
でも、どうして、原作通りの結末にならなかったのか、疑問に思います。名台詞もたくさんあるのに、1つも使われていませんし……。色々、考えてみましたが、やはり、原作が発売されたのは、10日頃でしたし、制作に間に合わず、反映できなかったと見るのが、妥当かも知れませんね。それなら仕方ないと思いますが、やはり、アニメの結末は、突っ込みどころ満載です。
順番に見ていくと、まず、泰子との再会シーンが信じられないほどカットされています。家出の理由とか、感動的な会話シーンが、そっくり無くなってしまいました。これでは、大河の心を動かすに至るエピソードとして、説得力に欠けますね。それから、竜児と大河の部屋も、本当は、別々で、大河が竜児の部屋に、忍び込んできたという違いがあります。妙に意識する竜児が、「…この線が、俺とおまえの国境だ」と、距離を置こうとするのに対し、大河は「……それ越えたらどうなるの」と聞き返す。ごまかす竜児に、「私が本当に、それを越えようと思ったら。私がそう決めたら。あんたが泣いても叫んでも逃げられないけどね」と、大河……。そして、ふて寝する竜児を、大河が襲うという展開です。「私ね、竜児のことがね……ほんとに、ほんとに、ほんとに……本当に、大好き」という大河は、上から飛びかかり、全体重をかけて、竜児にキスをするというのが、実際のキスシーンです。(2回目)
大河が、自分の家に戻るのも、早朝、「じゃあ。……ちょっと行ってくる」と断って、泰子の実家から旅立って行きます。でも、退学はしていません。休学扱いで、3年に進級した頃、家族との関係を修復して、戻ってきます。しかも、竜児の家の近くに、引っ越しまでさせて、「…卒業する頃にはすぐ引っ越しだけどね。でしょ?」という言葉で締めくり、完璧なハッピーエンドです。
◆ これまでのレビュー
◇ とらドラ! 第24話 ◇ ◇ とらドラ! 第23話 ◇
◇ とらドラ! 第22話 ◇ ◇ とらドラ! 第21話 ◇
◇ とらドラ! 第20話 ◇ ◇ とらドラ! 第19話 ◇
◇ とらドラ! 第18話 ◇ ◇ とらドラ! 第17話 ◇
◇ とらドラ! 第16話 ◇ ◇ とらドラ! 第15話 ◇
◇ とらドラ! 第14話 ◇ ◇ とらドラ! 第13話 ◇
◇ とらドラ! 第12話 ◇ ◇ とらドラ! 第11話 ◇
◇ とらドラ! 第10話 ◇ ◇ とらドラ! 第9話 ◇
◇ とらドラ! 第8話 ◇ ◇ とらドラ! 第7話 ◇
◇ とらドラ! 第6話 ◇ ◇ とらドラ! 第5話 ◇
◇ とらドラ! 第4話 ◇ ◇ とらドラ! 第3話 ◇
◇ とらドラ! 第2話 ◇ ◇ とらドラ! 第1話 ◇
※ちなみに、テレビ北海道では、後番組が、「涼宮ハルヒの憂鬱」という事で、楽しみです。再放送だとしても、地デジの綺麗な画質で見られるのは嬉しいですね。
最終回。結局、アニメオリジナルの結末になってしまいましたね。キスシーンは、見応えありましたし、大河の強い決心と、それを信じて待つことにした竜児という展開は、ハッピーエンドとは言い難いかも知れませんが、シビアな現実の中、うまく折り合いを付けた結果として、好感が持てます。1年後のエピソードは、大河が姿を見せた理由や、家族との関係が語られていませんが、きっと、すべて上手く行って、嫁に来たという感じでしょうか……。そう信じたいですね。
でも、どうして、原作通りの結末にならなかったのか、疑問に思います。名台詞もたくさんあるのに、1つも使われていませんし……。色々、考えてみましたが、やはり、原作が発売されたのは、10日頃でしたし、制作に間に合わず、反映できなかったと見るのが、妥当かも知れませんね。それなら仕方ないと思いますが、やはり、アニメの結末は、突っ込みどころ満載です。
順番に見ていくと、まず、泰子との再会シーンが信じられないほどカットされています。家出の理由とか、感動的な会話シーンが、そっくり無くなってしまいました。これでは、大河の心を動かすに至るエピソードとして、説得力に欠けますね。それから、竜児と大河の部屋も、本当は、別々で、大河が竜児の部屋に、忍び込んできたという違いがあります。妙に意識する竜児が、「…この線が、俺とおまえの国境だ」と、距離を置こうとするのに対し、大河は「……それ越えたらどうなるの」と聞き返す。ごまかす竜児に、「私が本当に、それを越えようと思ったら。私がそう決めたら。あんたが泣いても叫んでも逃げられないけどね」と、大河……。そして、ふて寝する竜児を、大河が襲うという展開です。「私ね、竜児のことがね……ほんとに、ほんとに、ほんとに……本当に、大好き」という大河は、上から飛びかかり、全体重をかけて、竜児にキスをするというのが、実際のキスシーンです。(2回目)
大河が、自分の家に戻るのも、早朝、「じゃあ。……ちょっと行ってくる」と断って、泰子の実家から旅立って行きます。でも、退学はしていません。休学扱いで、3年に進級した頃、家族との関係を修復して、戻ってきます。しかも、竜児の家の近くに、引っ越しまでさせて、「…卒業する頃にはすぐ引っ越しだけどね。でしょ?」という言葉で締めくり、完璧なハッピーエンドです。
◆ これまでのレビュー
◇ とらドラ! 第24話 ◇ ◇ とらドラ! 第23話 ◇
◇ とらドラ! 第22話 ◇ ◇ とらドラ! 第21話 ◇
◇ とらドラ! 第20話 ◇ ◇ とらドラ! 第19話 ◇
◇ とらドラ! 第18話 ◇ ◇ とらドラ! 第17話 ◇
◇ とらドラ! 第16話 ◇ ◇ とらドラ! 第15話 ◇
◇ とらドラ! 第14話 ◇ ◇ とらドラ! 第13話 ◇
◇ とらドラ! 第12話 ◇ ◇ とらドラ! 第11話 ◇
◇ とらドラ! 第10話 ◇ ◇ とらドラ! 第9話 ◇
◇ とらドラ! 第8話 ◇ ◇ とらドラ! 第7話 ◇
◇ とらドラ! 第6話 ◇ ◇ とらドラ! 第5話 ◇
◇ とらドラ! 第4話 ◇ ◇ とらドラ! 第3話 ◇
◇ とらドラ! 第2話 ◇ ◇ とらドラ! 第1話 ◇
※ちなみに、テレビ北海道では、後番組が、「涼宮ハルヒの憂鬱」という事で、楽しみです。再放送だとしても、地デジの綺麗な画質で見られるのは嬉しいですね。
アニメしか見ていない自分としては、説明を聞いて、そっちのほうも見たかったかも、って感じでしょうか。尺の問題もあったのかな~。
最後のセーラー大河は良かった!
>地デジの綺麗な画質で
自分も再放送とはいえ地デジ画質に期待しているのですが、4:3で放送されたら泣ける…
by カルディア (2009-04-01 01:45)
「モラトリアムからの卒業」というのを、はっきりと形にして示す必要があると
考えたんじゃないですかね、長井監督は。学園生活は続くみたいな形で
終わらせるのは気持ち悪いと感じる人も多いんですよ(私もそう)。
ただ、オタク向けの深夜作品としては「君はそのまま居心地のいい世界に
浸っていいんだよ」的な終わらせ方のほうが受けはいいと思うんですけどね。
この辺は作家としてのこだわりをどこまで残すかって問題ですが。
by Sacchan (2009-04-01 03:15)
こめ&niceありがとうございます。
文学少女シリーズ、のほほんとしたムードや激しい感じが味わえるので好きです^^
私もやっと一冊読み終わりました。
またいらして下さい。
by 零羅 (2009-04-01 15:04)
カルディアさん>
コメントありがとうございます。
確かに、大河のセーラー服姿は、アニメでしか見られないレアなカットでしたし、可愛かったですね。^^
Sacchanさん>
コメントありがとうございます。
意図としては、理解できますが、やはり、原作でも描かれていない未知の1年後という事で、印象が薄いものになってしまったような気がします。結局、もめていた竜児と大河の進路は、どうなったんでしょうね。泰子の転職で経済的に問題は、クリアされたはずですし、大学進学という道も選べるわけですが、1年で、どう変わったのかも気になるところですが……。
零羅さん>
コメントありがとうございます。
文学少女シリーズは、2巻の「飢え渇く幽霊」のレビューを、今、書いているところです。人気のあるライトノベルですし、アニメ化にも期待したいですね。
by 「直chan」 (2009-04-01 23:34)
青春って、いいな~と思いながら観てました。
特に、別荘での、みのりんと竜児の会話は印象的でした。
若くないと話せない内容ですね。
by bfield (2009-04-02 00:26)
bfieldさん>
コメントありがとうございます。
確かに、興味深い会話も多々ありましたし、基本は、ラブコメなんですけど、結構、泣けるシーンとかもあったりして、原作を含め、かなり思い入れの強い作品になっています。
by 「直chan」 (2009-04-03 02:30)