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花とゆめ 15号 [少女マンガ]

 7月4日発売。好みの作品は、4本です。

●声優かっ!/南マキ
 連載2話。入学早々、落ちこぼれ組に入ってしまった姫たち4人は、成り行きで、校内放送のボイスドラマとして、白雪姫を演じる事になった。張り切る姫だが、そのダミ声を聞いたメンバーの配慮で、端役に回される。しかし、放送が始まると、王子役のミッチェルが、プレッシャーで逃亡というアクシデントにより、不本意ながら王子役を引き受けた姫は、意外にも誰もが魅了するような王子ボイスを披露し、偶然、放送を聞いた有名なプロデューサーにスカウトされるが……。
 男役はやらないという姫ですが、周囲から認められた潜在能力により、意に反し、結果的にチャンスを掴んで行くという展開になりそうですね。夢、恋愛、コメディ…と、どこに重点を置くかによっても好みは変わってきますが、今のところ、意外性の強いヒロイン、姫の言動に目が離せないと言ったところでしょうか……。

●LOVE SO LIFE/こうち楓
 連載12話。 お盆に入り、一人で両親の墓参りに出掛けた詩春は、保育所とベビーシッターのアルバイトを休んでいたが、そんな事情を知らない茜と葵は、詩春がいない事に、機嫌を損ねて……。
 今でこそ、いつも笑顔を絶やさない明るく優しい性格の詩春ですが、茜や葵の面倒をみながら、松永家で、家庭の温かさを経験する内に、一人の寂しさを実感して……という感じでしょうか。茜と葵の懐きようを見ると、当然かも知れませんね。切ないけど、温かいエピソードでした。

●星は歌う/高屋奈月
 連載38話。 一緒に暮らしている奏が、何か悩んでいる様子で、心配するサクヤは、千広に相談する。一方、奏は、初めて挫折を経験し、人生が狂い始めた高校時代を思い出していた……。
 なぜ、サクヤと奏は、一緒に住んでいるのか……。サクヤの方は、母親と折り合いが悪いという過去がありますし、理由は理解出来ますので、今回は、奏の過去がメインになりそうですね。子供の頃から優秀だった彼にとって、初めて経験した挫折は、精神的にもかなり負荷がかかったようですが、最近の様子を見る限り、サクヤの良い影響を受けていると感じていましたので、今更という気もします。

●今日も明日も。/絵夢羅
 連載25話。 漫画の投稿も無事終わり、近づいているバレンタインデーに向け、チョコ作りに乗り出したちか達だが……。
 ちかのバレンタインのチョコに驚かされました。一見、小さな義理チョコは、手の込んだ中身と、半端じゃない数で、どう見ても本命と丸わかりです。必死に、否定する稜が、ちょっと哀れに思えて来ました。


LOVE SO LIFE 1 (花とゆめCOMICS)

LOVE SO LIFE 1 (花とゆめCOMICS)

  • 作者: こうち 楓
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2009/05/19
  • メディア: コミック
LOVE SO LIFE 2 (花とゆめCOMICS)

LOVE SO LIFE 2 (花とゆめCOMICS)

  • 作者: こうち 楓
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2009/09/18
  • メディア: コミック

星は歌う 6 (花とゆめCOMICS)

星は歌う 6 (花とゆめCOMICS)

  • 作者: 高屋 奈月
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2009/09/18
  • メディア: コミック
今日も明日も。 4 (花とゆめCOMICS)

今日も明日も。 4 (花とゆめCOMICS)

  • 作者: 絵夢羅
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2009/08/19
  • メディア: コミック


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