花とゆめ　18号：「直chan」ＷＯＲＬＤ：SSブログ

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花とゆめ　18号　[少女マンガ] [編集]

　８月20日発売。好みの作品は、５本と多めですが、いつも読んでいる連載作品ですし、たまたま重なっただけのようですね。

●ベリーベリー／日高万里
　連載／52Ｐ。　高校生で、双子の姉妹、くるみと紗々姫は、二人だけに通じるテレパシーの能力を持っているが、その能力や運動神経の良さを生かし、困っている人を助ける活動を行っている。親友の樹里と逸美に加え、ある事件で協力してくれた隣人の業平と歌丸も手伝ってくれるようになり、活動の幅は広がっていた。そんなある日、人間関係が複雑な先輩に告白したいという女の子の依頼を受け……。
　くるみと紗々姫の明るく元気な姿を見ているだけでも楽しい作品ですね。双子のヒロインという事もあり、インパクトが強いです。可愛いですし……。ストーリーの方は、これまでと比べると、些細な依頼でしたが、業平と歌丸が本格的に関わったエピソードとして、それなりにコミカルで、面白かったと思います。

●声優かっ！／南マキ
　連載５話。　友人の月乃を助ける為、男装して問題を解決した姫だが、その時、無理に制服を借りた相手が、ＡＱＵＡという人気アイドルユニットの一人だった。その瑞希という男に、なぜか、気に入られてしまった事から、彼らのファンに目を付けられる姫だが……。
　観点がずれているような瑞希が、今後も絡んでくるのか、伏線のような気もしますし、気になるところですが、姫の目的からすると、あまり重要なキャラでは無さそうですね。

●神様はじめました／鈴木ジュリエッタ
　連載29話。　祭を盛り上げる為、これまで知り合った妖たちにも招待状を送った奈々生だが、予想外に手応えがあったようで、次々と、ミカゲ社に集まってきた。その一人、鞍馬は、久しぶりに会った奈々生の交友関係に驚きを隠せずにいた……。
　祭のエピソードと言うよりは、鞍馬のエピソードという感じですね。妖としての生き方を捨て、人間として上手くやっている彼の複雑な心境が描かれているエピソードが、印象に残りました。

星は歌う／高屋奈月
　連載40話。　奏の過去のエピソード。心に傷を負った奏とサクヤの同居生活は、お互いに干渉しないという約束をするが……。
　親の期待が大きすぎて破綻した奏と、何の期待もしない親に、歩み寄ろうとして、拒絶されたサクヤ……。タイプは違っていても、孤独の寂しさを補い合うような二人の関係が理解できたエピソードで、好感が持てますね。

今日も明日も。／絵夢羅
　連載27話。　バレンタインでのちかの言動に、恋愛が絡んでいると悟った稜は、なるべく、ちかと距離を置こうと決めたが、マンガの勉強で、毎日のように訪ねてくる彼女の対応に苦慮していた。
　嫌いではない相手の無邪気な愛情表現を、拒絶しなければならない稜の心境も複雑そうですね。ちかがどこまで意識しているのか、疑問ですが、自分の気持ちを理解していないのは、稜も同じようですし、なんだか、切ない恋愛になりそうですね。