青い文学シリーズ：「直chan」ＷＯＲＬＤ：SSブログ

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青い文学シリーズ　[アニメ] [編集]

　ＴＶアニメ「青い文学シリーズ」から、「人間失格」と「こころ」の２タイトルを、見ました。どちらも、有名な文学作品ですが、小説は未読でした。暗い作品だとは、聞いて知っていましたが、まさかここまでとは……。見終わった後、何とも言えない衝撃を受けました。見ようと思った切っ掛けは、最近、読み進めているライトノベル「文学少女シリーズ」にあります。小説を読むほどではありませんが、興味はありましたので、このＴＶシリーズは、ちょうど良いタイミングだったと思います。他にも、「走れメロス」とかもありますので、時間があれば、見てみたいと思いますが、文学作品って、結構、容赦なくストレートに描かれていますね。作者の実話が絡んでいたりして、妙にリアルですし……。

◇青い文学シリーズ　人間失格

　太宰治の遺作と言われるいわく付きの作品ですね。昭和初期を舞台に、政治家の息子という立場の主人公が、人とは違う感覚に悩み、心中を繰り返すという……ちょっと、フォローできない程、暗い作品でした。ＴＶシリーズでは、1話から4話で、自殺を誘発するような問題作としても語られていますね。

◇青い文学シリーズ　こころ

　夏目漱石の代表作ですが、一人の女性をめぐって、溝を深めて行く主人公と友人の話で、主人公と、その友人Ｋの二つの視点から描かれています。相手の気持ちがわからず、小さな疑念が、疑心暗鬼となり、不幸な結末を招く悲劇という感じですね。ＴＶシリーズでは、7話と8話です。