花とゆめ　19号：「直chan」ＷＯＲＬＤ：SSブログ

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花とゆめ　19号　[少女マンガ] [編集]

　９月５日発売。好みの作品は、５本ありました。

ＬＯＶＥＳＯＬＩＦＥ／こうち楓
　連載14話。　詩春の高校で、文化祭の準備が始まった。クラスの出しものは、メルヘン喫茶と決まり、詩春は、赤ずきんちゃんのコスプレをする事になる。早速、クラスメートと衣装作りなど、忙しくなるが……。
　今回は、詩春の友人とのエピソードが印象的でした。学校での話が少ない分、人間関係が気になっていましたが、あの純真無垢な性格は、周囲の毒気も抜いてしまうような雰囲気がありますし、いつもと変わらない癒しのパワー全開で、とても魅力を感じます。

ベリーベリー／日高万里
　連載７話。　人助けの活動で、前回、業平と歌丸に、テレパシー能力を使っているところを見られてしまったくるみと紗々姫は、彼らと、どう接するべきか悩んでいた。とりあえず、結論が出るまで、彼らから逃げ回る事にした二人だが……。
　正規の依頼より、事件に巻き込まれるというパターンの多い展開ですが、今回も、その兆候が見られますね。色々気になるところですが、くるみと紗々姫の行動力に加え、業平と歌丸の柔軟な対処能力があれば、どんな事件でも大丈夫というような安心感もありますし、活躍に期待しています。

神様はじめました／鈴木ジュリエッタ
　連載30話。　いよいよミカゲ神社の祭りも本番、土地神として、神楽を舞う準備をする奈々生だが、人外の者を含め予想以上に期待を寄せられていると知り、緊張を隠せずにいた。そんな中、巴衛に励まされ……。
　神楽の舞というのは、奈々生が考えていたよりも、遙かにありがたいもののようで、土地神としての能力が試される重要な舞台……。緊張するのも無理ありませんが、それ以上に、奈々生にとっての巴衛の存在の大きさが伝わってきたエピソードですね。

星は歌う／高屋奈月
連載41話。　落ち込んでいる奏を心配して、気を遣うサクヤだが、そんなある日、奏に誘われ、外で夕食をとる事になった。裏山に登り、満天の星空の中、悩んでいる事など、本音を語り始める彼と、対等に向き合うサクヤは……。
　奏とサクヤには、嘘がないと語る千広の気持ちも理解できますし、言葉が足りないというのも事実ですね。実際、奏が考えていた事が言葉になると、名セリフと言えそうな言葉が連なり、結構、感動しました。色々と、問題を抱えた家庭の事情もありますが、二人で支え合っている関係に、とても好感が持てます。

今日も明日も。／絵夢羅
連載28話。　ちかと距離を置くため、遠回しに会うのを避けていた稜だが、そんな彼の行動を不審に思うちかは、文句を言いに行く。結局、はぐらかされて、新たに完成したマンガも、出版社への持ち込みを勧められるが……。
　稜の負けという感じですね。突き放した事で、ちかが気付いていなかった恋心に火を付けてしまったようで、稜の行動は、結果的に逆効果でした。でも、いずれにしても、行き着くところは同じだったと思いますし、はっきり告白されて、稜が、どう対処するか、気になるところです。