俺の妹がこんなに可愛いわけがない（６）

　ライトノベル「俺の妹がこんなに可愛いわけがない（６）」を、読みました。妹の桐乃が、留学先で、思うように結果を出せず、体調まで崩し、苦しんでいると知った京介は、留学先のアメリカまで押し掛け、家へ連れ戻すことに成功した。１年かけて修復してきた兄妹関係が壊れる事も覚悟していた京介だが、桐乃は、特に変わった様子もなく、真意を測りかねていた。一方、桐乃を迎えに行く時、黒猫の意味深な言動が気掛かりで、ほのかな恋愛の期待を抱きながら、彼女と接するが、なぜか、邪険にされてしまう。そんな時、桐乃の親友、あやせから、相談を持ちかけられ……。

　今回は、読みきりタイプのエピソードが、４本収録という構成ですね。１話では、あやせと可奈子、３話では、沙織の素顔が明かされ、４話では、桐乃の留学先で、妹のような存在だった小学生のリアが訪ねて来るというエピソードですが、微妙に恋愛フラグが立っているようで、京介にもモテ期到来という展開が見え隠れしています。みんな妹の友人というのが、ポイントと言えそうですが……。黒猫も魅力的ですし、あやせも可愛くて、恋愛要素が色濃くなると、かなり面白くなりそうですね。
　メインとしては、３話でしょうか……。素顔を考慮した上で、これまでの沙織の言動を見直すと、不思議と恋愛が絡んでいるように思えてきます。落ち込んでいた理由は、話の通りで、他意はないのかも知れませんが、桐乃と黒猫がヤキモチを焼くくらいですし、期待してしまいます。
　あと、４話で、初対面のリアに好意を寄せられたり、２話で聞いたあやせの話を考慮すると、京介は、かなり桐乃に好かれているという結論が導き出されるようで、４話のラスト、桐乃のお願いというか、爆弾発言との繋がりも気になるところです。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈6〉 (電撃文庫)

• 作者: 伏見 つかさ
• 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
• 発売日: 2010/05/10
• メディア: 文庫

タグ：俺の妹がこんなに可愛いわけがない 6巻 伏見つかさ 電撃文庫 かんざきひろ 桐乃 黒猫 あやせ リア 沙織 ライトノベル 感想 レビュー

コメント 2

ぼくも、俺妹を買いました。
やっぱり、京介はモテ期の予感しますね。
あと、最後の桐乃が言った台詞「私の彼氏になってよ」
次回が気になります。
by 時雨　かおる (2010-08-30 04:39) 

時雨　かおるさん＞
　コメントありがとうございます。
　確かに、桐乃のセリフは、ある意味、爆弾発言と言えそうですね。今更、実の兄妹という関係が崩壊するような事は無いと思いますので、あまり期待はしていませんが、いずれにしても、恋愛要素が強くなってきているのは確かですね。
by 「直chan」 (2010-09-03 00:54)