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さくら荘のペットな彼女3 [ライトノベル]

 ライトノベル「さくら荘のペットな彼女3」を、読みました。毎日、徹夜しながら一心不乱に頑張って、夢を勝ち取ったましろや、さくら荘の住人に加わった声優志願のクラスメート、七海の人一倍努力している姿などに触発された空太は、興味のあったゲームクリエイターの道を目指し始めたが、メーカーの企画オーディションで、手痛い洗礼を浴びる。
 そんな中、何かと悪戯してくる美咲や、ましろの絶望的な生活能力に振り回される毎日で、落ち込んでいる暇もなかった。
 早くもいつも通りの日常に戻った新学期初日の夜、さくら荘に、金髪の美少女が訪ねて来た。ましろがイギリスに住んでいた頃の友人で、リタという名の彼女は、唐突に、ましろを迎えに来たと言う。漫画家デビューを果たしたましろだが、世界的な天才画家という肩書きは、消すことはできず、リタの来訪目的は、ましろを画家として復帰させる事だった……。

 ましろが、確実に、どんどん可愛くなって行きますね。元々、一目惚れしたヒロインですし、無表情で、淡々とした言動もミステリアスな魅力がありましたが、空太と深く関わって行く事で、感情のバリエーションが増えたというか、喜怒哀楽が少しずつ見られるようになってきました。今回は、リタが空太の部屋に居候する事で、ジェラシーと言えそうな言動も見られますし、さくら荘の雰囲気に慣れた七海も積極的に恋心をさらけ出してきたようで、ラブコメとしての見どころも増えてますね。キャラクターでは、もう一人、引きこもりの天才プログラマー、龍之介が、正体を晒したのも驚きました。イメージと違い中性的な容姿で、言動とのギャップが大きいです。
 ストーリーの方は、恋愛は抑え気味で、さくら荘の住人の人間関係や、悩み、迷いを突き詰めて行くような青春ものというイメージがありますね。コミカルな展開の割に、重いテーマを扱ったりして、色々と考えさせられも要素も多いです。



さくら荘のペットな彼女 3 (電撃文庫 か 14-11)

さくら荘のペットな彼女 3 (電撃文庫 か 14-11)

  • 作者: 鴨志田 一
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2010/08/10
  • メディア: 文庫



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