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僕は友達が少ない 3 [ライトノベル]

 ライトノベル「僕は友達が少ない 3」を、読みました。夜空と小鷹の二人で活動を始めた「隣人部」には、星奈、幸村に続き、天才科学者という特待生の後輩、理科や、10歳のシスターで顧問の先生となったマリア、そして、中学生で小鷹の妹、小鳩まで入部してしまい当初の思惑とは程遠い変人の巣窟と化していた。
 そして、夏休みに入り、休み中の活動計画を模索する小鷹たちは、とりあえず、リア充の予行練習として、携帯で連絡を取り合ったり、カラオケやプールに行ったりして、試行錯誤しながら始まったが……。

 人数が増えて、賑やかになったようにも思えますが、大きく分けて、夜空と星奈の犬猿コンビと、小鷹と彼を慕うマリア、小鳩、理科、幸村という2つのグループに分かれて行動するパターンが多いですね。この中で、好きなキャラクターとしては、やはり、星奈でしょうか……。美少女ゲームに没頭する二次元キャラという役まわりになってしまいましたが、夜空に何度、邪険にされ、泣かされても、懲りずに立ち向かって行く負けず嫌いなところとか、美人という容姿に加え、喜怒哀楽の激しいリアクションにも魅力を感じます。一方、小鷹を慕うグループでは、マリアが可愛いですね。餌付けに成功し、すっかり「お兄ちゃん」と呼ばれて、明るく元気な子犬のような性格に好感が持てます。ブラコンの小鳩と同レベルでケンカしているのも微笑ましいというか……。
 ストーリーの方は、まず、2カ所、笑いのツボにはまったシーンがありますね。1つは、携帯のイタ電シーン(P59)で、もう1つは、吸血鬼に噛まれた時の対処法(P75)です。どちらも、夜空が絡んでいますが、笑いを堪えるのに必死でした。それは別として、夏休みの活動という事で、海での合宿や夏祭りも、それなりに楽しそうですし、小鷹は、理事長の家に招待されたエピソードを中心として、節々に、星奈への恋愛フラグを立てているのも気になります。夜空の正体も明かされ、予想通りだったのにも関わらず、その可愛さに、動揺してしまいました。星奈を応援したい気持ちもありますが、本命は、夜空でしょうね。



僕は友達が少ない〈3〉 (MF文庫J)

僕は友達が少ない〈3〉 (MF文庫J)

  • 作者: 平坂 読
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2010/03
  • メディア: 文庫




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