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スノウピー、憤慨する [ライトノベル]

 ライトノベル「スノウピー、憤慨する」(スノウピー2)を、読みました。人外のものが見えてしまう特殊な能力に、幼い頃から悩んでいた主人公は、無意識下で、心に大きな壁を作っていた。人の気持ちに鈍感で、人付き合いを苦手としていた彼は、そんな自分を変えたいと願っていたが、空回り気味の毎日……。一方で、人外のものを、引き寄せてしまう体質によって、異世界人の美少女、スノウピーと同居する事になったり、高度な知的生命体とのトラブルで、命の危険に晒されたりと、心休まる間もないトラブル続きだった。

 主人公は、ちょっと、文学作品の「人間失格」を、イメージさせる雰囲気があり、放って置いたら自殺しかねないという思考も見受けられ、危うい感じがします。でも、ユリというクラスメートで、ツンデレタイフの美人に好かれていたり、スノウピーとも、つかず離れずという関係で、微妙なところですね。スノウピーの方は、相変わらず、観察と実験で、物事を論理的に解釈する理屈っぽい言動が目立ちますが、美少女という容姿だけでも、かなりの存在感はありますし、少しずつ感情を露わにして、ユニークで可愛い仕草も見せるようになり、魅力が出てきたように思います。ただ、異世界人としての生態…というか、彼女自身の事については、謎めいた部分が多く、せっかくの同居という設定も、描写が淡泊すぎて、あまり見どころがありませんね。
 ストーリーの方は、意味深な転校生、ヒノリカと、空の上に繋がった世界の異世界人、フローンが加わり、なぜか、激しいバトルへと発展していきます。ラブストーリーが見たいのに、どんどん離れて行くようで、残念な展開ですが、次巻予告を見ると、期待できそうな要素もあり、とりあえず、続きが楽しみです。



スノウピー2  スノウピー、憤慨する (富士見ファンタジア文庫)

スノウピー2 スノウピー、憤慨する (富士見ファンタジア文庫)

  • 作者: 山田 有
  • 出版社/メーカー: 富士見書房
  • 発売日: 2010/09/18
  • メディア: 文庫




◆前作「スノウピー、見つめる」のレビュー記事

 http://nao-chan.blog.so-net.ne.jp/2010-09-27


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