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これはゾンビですか?7 [ライトノベル]

 ライトノベル「これはゾンビですか?7」を、読みました。クリスマスが間近に迫ったある日、ハルナの魔力を奪って、最強の魔装少女として復活したクリスと対決する為、ユーの知り合いで、冥界最強と言われているネグレリア・ネビロス(通称、ネネ)の力を借りようと、彼女を訪ねた歩だが、意外にも、人間界に溶け込み、冬コミの同人誌作りに没頭していた。そんなネネに、事情を話すと、同人誌作りの手伝いという交換条件で、クリスと接触を図ってくれる事になり……。

 またしても、美人キャラの参入……しかも、巨乳というオプション付きで、華やかになってきましたが、ストーリーは、同人誌作りというネタで、ネネの部屋を舞台に繰り広げられるドタバタした展開がメインです。ネネに関しては、最強と言っても、攻撃力ではなく、魔力を打ち消すというどこかで聞いたような能力で、ユーの力を封じるのにも一役買っているようですね。基本的に、平和主義者で、どんな状況でも怒らない大らかな性格。そんな彼女の影響で、クリスとの対決にも変化が見られましたが、やはり、戦闘を回避するまでには至らず、クリスの説得にも最低限、対等か優位な立場でなければ、話が通じないのも理解できますし、その舞台作りの戦闘もなかなか見応えありました。
 結局のところ、京子の時と同じような感じで、敵と思った相手も仲間に引き込むような歩の姿勢に、好感が持てます。
 あと、クリスマスのエピソードも、ハルナを中心に、微笑ましい展開を見せていましたが、全体的な見どころとしては、歩に対するハルナやユー、セラの心理描写が大きかったように思います。特に、ユーやセラの嫉妬心は、新鮮かも……。
 次回は、最強中の最強……ラスボス的な女王様が登場するらしいですし、楽しみですね。


これはゾンビですか?7  はーい、眠れるチチです (富士見ファンタジア文庫)

これはゾンビですか?7 はーい、眠れるチチです (富士見ファンタジア文庫)

  • 作者: 木村 心一
  • 出版社/メーカー: 富士見書房
  • 発売日: 2011/01/20
  • メディア: 文庫


◆これまでのレビュー

 ◇これはゾンビですか?6 http://nao-chan.blog.so-net.ne.jp/2010-12-12-2

 ◇これはゾンビですか?5 http://nao-chan.blog.so-net.ne.jp/2010-12-05-2

 ◇これはゾンビですか?4 http://nao-chan.blog.so-net.ne.jp/2010-11-29

 ◇これはゾンビですか?3 http://nao-chan.blog.so-net.ne.jp/2010-11-21-1

 ◇これはゾンビですか?2 http://nao-chan.blog.so-net.ne.jp/2010-11-14-2

 ◇これはゾンビですか? http://nao-chan.blog.so-net.ne.jp/2010-11-02

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