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電波女と青春男(2) [ライトノベル]

 ライトノベル「電波女と青春男(2)」を、読みました。エリオが宇宙人ではないことを、本人に証明する為、強攻策に出た真は、ケガは負ったものの彼女と打ち解ける事が出来た。そして、社会復帰を果たすべく、アルバイトを始めたエリオに対し、気苦労の絶えない真だが……。一方、エリオと真の関係を知り、複雑な心境の流子は、他に真と仲の良い前川さんの挑発にも後押しされる格好で、エリオと真が暮らす家へ遊びに行く事になる。

 40歳の誕生日を迎えた叔母、女々の絶叫で始まった今回は、真の視点の他に、流子と前川さんの視点で描かれた謎めいた短編と、すべての謎が繋がる女々の視点で描かれた解決編で構成されたオムニバス形式になっていますので、流子にデリカシーが無いというレッテルを貼られた真の視点では解らない事も理解できてきました。
 全体的には、ジェラシーによる恋愛絡みのエピソードで、魅力的な言動の流子にスポットが当たっていたように思いますが、その裏で進行していた女々のパートで、新たな親類が絡んだ微笑ましいエピソードに上書きされてしまったというような感じでしょうか……。恋愛要素には期待していますが、今回は、心温まる裏話が見どころかも知れません。



電波女と青春男〈2〉 (電撃文庫)

電波女と青春男〈2〉 (電撃文庫)

  • 作者: 入間 人間
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2009/05/10
  • メディア: 文庫



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