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やさしいセカイのつくりかた (1) [コミックス]

 コミックス「やさしいセカイのつくりかた(1)」(竹葉久美子/電撃コミックス)を、読みました。飛び級により、19歳という若さで、主力の研究員として働いていた天才学者の朝永悠は、ある日、資金難を理由に、研究を打ち切られてしまった。行くあてもなく帰国した彼は、中学生の頃の恩師の紹介で、女子高の講師をする事になった。しかし、前任者がセクハラで問題を起こした経緯もあり、風あたりの厳しい環境の中、担当したクラスには、その被害者の女生徒、草壁ハルカの他、自分と同じような能力を持ちながら、周囲に隠している武藤葵という生徒と知り合い、交流を深めて行くが……。

 ストーリー展開としては、それほど斬新さは感じられませんが、青春ドラマっぽいリアルなエピソードと、葵とハルカ、二人のヒロインに、とても魅力を感じますね。際立った才能は、異端として迫害されるような認知されにくい天才としての悩みを抱える葵と、モデルにスカウトされる程のルックスで、恋愛経験豊富と見られがちだけど、実は、人一倍純情というハルカ。そんな二人と関わる悠も、もてるタイプという事もあり、オオカミの群れに放たれた羊と例えられる程、居心地の悪そうというか、危険な環境の中、学者一筋という感じの硬派っぷりに、好感が持てます。話の流れとして、恋愛の三角関係は、避けられないような気もしますし、悩みの解決とか、感動要素の強そうな見どころにも期待できそうで、続きが気になる作品ですね。


やさしいセカイのつくりかた 1 (電撃コミックス)

やさしいセカイのつくりかた 1 (電撃コミックス)

  • 作者: 竹葉 久美子
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2011/01/27
  • メディア: コミック



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