TVアニメ「ef - a tale of melodies. 第7話」を、見ました。久瀬に拒絶されたミズキだが、どうしても諦めきれず、悩んでいた。景の助言もあり、もう一度、彼の真意を確かめようとするが……。
 一方、優子の過去……。幼い頃に、離れてからの彼女の境遇を知った夕は、ショックを受ける。深い心の闇から、彼女を救い出そうと試みるが、自分の無力さを思い知らされるだけで……。
 今回は、久瀬とミズキのパートが、怒濤の展開を迎えて、久瀬の本音が暴露されました。優子の時と、同じ演出というのには、ちょっと、物足りなさを感じますが、死を目前にして、「死にたくない」と、足掻けば足掻くほど、拭う事のできない恐怖との戦いが増すのも確かですし、彼の悲痛な叫びは、目をそらしたくなる程、衝撃的でした。
 夕と優子のパートは、夕が、拒絶しなければ……という結果論で、彼を責めている優子に、違和感がありましたが、復讐と言いながらも、彼のせいでは無いと、認識しているようですし、どうしたいのか、迷っているようで、微妙なところですね。また、優子が、酷い仕打ちに耐えてこれた理由が、兄からもらった「お守り」によるものだと明かされた事で、納得出来る面も見えてきました。兄の行為は、決して許されるレベルのものではありませんが、それを、彼自身が認識しているのが、まだ救われるところでしょうか……。むしろ、彼女に殺して欲しいと願っているようにさえ思えますし……。
 いずれにしても、狂気に満ちた展開で、雰囲気は、最悪です。ここから、ハッピーエンドを導き出せるとすれば、かなりの感動作になりそうですが、その可能性は、低いですね。


◆ veoh 「ef - a tale of melodies. 第7話」






ef - a tale of melodies. 4

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