ライトノベル「彼女はつっこまれるのが好き!4」を、読みました。普通の高校生、常村良人は、アイドル声優の音無まどかと、ネットラジオでコンピを組み3ヶ月が経ったある日、まどかが一人でやっているラジオ番組をジャックして、生放送をするという特番企画が持ち上がる。まずは、その企画のコーナーの一つとして、まどかに密着取材する事が決まるが、色々と初めての事ばかりで、困惑を隠せない良人だが……。

 今更ですが、ファンのアイドル声優と接点ができたばかりか、隣の家に引っ越してきたり、同じ高校に転校してきたりと、偶然にしては、これでもかってくらいに、関係を深める展開が盛り込まれていて、ラブコメとしては、かなり楽しみな作品です。ただ、作中のラジオ番組が、本当に面白いかは、小説ではわかりづらいですね。その辺は、ドラマCDとか、アニメ化に期待したいところです。
 今回のエピソードは、密着取材で、いつもながらのラッキースケベ的な展開があり、ラブコメのネタとして、とても楽しめました。特に、まどかのリアクションが、ツンデレ独特と言った魅力を感じますね。それから、、メインとなる生放送では、頭が真っ白になるような緊急事態で発揮された常人の底力に、思わず夢中になって読んでしまうような斬新さもありましたし、これまでのような逆境下での強さを、また一つ証明したような気がします。



彼女はつっこまれるのが好き! 4 (電撃文庫 さ 13-4)

  • 作者: サイトー マサト
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2011/07/08
  • メディア: 文庫