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変態王子と笑わない猫。5 [ライトノベル]

 ライトノベル「変態王子と笑わない猫。5」を、読みました。陽人への恋心を膨らませる小豆梓は、その思いをストレートに行動で示すようになる。そんな状況に、不機嫌の度合いを増していく月子との板挟みで、困惑する陽人だが、そんなある日、筒隠つくしの持つ過去、幼い頃、母親と過ごしたという記憶に矛盾がある事が切っ掛けで、過去に拘る月子は、真相を知りたいという願いにより、猫神の力が発動してしまった。引き寄せられた10年前の世界で、月子と一緒に探索を開始する陽人だが……。

 過去まで、引き寄せてしまう猫神の力には驚きましたが、それよりも、陽人が幼少の頃、すでに……という設定が、波紋を広げそうですね。建前を取り戻すというようなレベルではないようにも思えますし、愕然とする月子が、とても可哀想でした。ただ、月子とつくしの母親、ツカサのエピソードとしては、微笑ましさはありますし、全体的には、いい話だったという事で、まとまっていると思います。




変態王子と笑わない猫。5 (MF文庫J)

変態王子と笑わない猫。5 (MF文庫J)

  • 作者: さがら総
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2012/03/22
  • メディア: 文庫




 



 

◆4巻のレビュー記事
 http://nao-chan.blog.so-net.ne.jp/2013-05-04

◆3巻のレビュー記事
 http://nao-chan.blog.so-net.ne.jp/2012-04-09

◆2巻のレビュー記事
 http://nao-chan.blog.so-net.ne.jp/2012-03-23

◆1巻のレビュー記事
 http://nao-chan.blog.so-net.ne.jp/2012-01-26


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