ライトノベル「変態王子と笑わない猫。4」を、読みました。一年前、まだ同じ高校に入学していなかった月子との出会いを描いた「0話」他、梓の沖縄旅行の裏話、エミとの出会った過去、仲の悪い陸上部副部長との関係改善が試みられた裏話、梓との遊園地デート等のエピソードが描かれた短編集です。

 サイドストーリーという事で、本編の補足と、伏線がちらほらと見られる程度のエピソードばかりですが、ポイントとしては、陽人が過去の事を覚えていないていう事実。実際、明確な理由はありますが、それは、5巻のメインストーリーとなりますので、ここでは触れないでおきます。とりあえず、見どころとしては、0話と、遊園地デートのエピソードで、月子の恋心が、より明確になった事ですね。あと、すっかりデレ状態の梓も純粋で健気な言動に、とても魅力を感じます。



変態王子と笑わない猫。4 (MF文庫J)

  • 作者: さがら総
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2011/09/21
  • メディア: 文庫