ライトノベル「僕は友達が少ない 2」を、読みました。「隣人部」という友達作りを目的としたクラブで活動する小鷹だが、早々に入部してきた星奈は、部長の夜空と犬猿の仲で、些細な事で張り合っていた。また、後輩で、クラスの男子から避けられているという美少女顔の男子、幸村には、舎弟にして欲しいと慕われる。夜空の入れ知恵もあり、メイド服着用で部員に加わり、友達作りとは程遠い環境が形成されていた。
 そんなある日、部室に顔を出した小鷹は、そこで、居眠りしていたシスター姿の幼女と知り合う。高山マリアという10歳ながら歴としたシスターで、顧問の先生だと言うが、その背景には、夜空の口車に騙されたという様子が見え隠れして……。

 前回、プールのエピソードで、星奈に好印象を抱いていましたが、小鷹との関係には、あまり進展が見られませんね。恋愛フラグなら良いと思っていましたので、ちょっと残念かも……。性格に問題はありますが、巻頭のイラストを見る限り、上目使いの表情とか、とても魅力的ですし、完璧主義を貫く為に、努力している素振りもあったり、泣き虫なところも可愛く思えます。今回は、天才少女の特待生、志熊理科や、小鷹の妹で、アニメのキャラになりきっているゴスロリ姿の小鳩が加わり、一応、メンバーは勢揃いしたようですね。賑やかになって、面白さも倍増しましたし、マリアも可愛くて、餌付けとか、無意識にフラグを立てている小鷹は、色々と波紋を広げそうな感じですね。



僕は友達が少ない 2 (MF文庫J)

  • 作者: 平坂 読
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2009/11/21
  • メディア: 文庫