ライトノベル「これはゾンビですか?6」を、読みました。慌ただしかったパーティーなどが終わり、数日経った休日、ハルナに、学校の視聴覚室へと呼び出された歩は、そこで、適当に作られた裁判所のような光景を目にする。裁判長がハルナ、陪審員に、ユーと同級生4人、検事がセラで、弁護人が友紀。そして、被告人は、当然の如く、歩で、罪状は、連続セクハラ容疑……。時間を遡り、夏から最近までの悪行を暴露するように、具体的な話が語られて行くが……。

 いきなり、裁判という事で、何かと思いましたが、要するに、サイドストーリーの短編集と言う事ですね。裁判の話は、短編ののりしろとして、機能しているようで、割とよくまとめられています。内容は、ハルナ絡みのプールのエピソード、ユーの誕生日、友紀と流星群、セラの料理事情、レアなカップ麺争奪戦、妙子の必殺技が見られる百人一首大会の6話が収録されています。新たな展開は、見られませんでしたが、妙子が主格キャラに格上げされたところを見ると、謎のスーパー冥界人と関わりがあるのかも知れませんね。



これはゾンビですか?6 はい、どちらも嫁です (富士見ファンタジア文庫)

  • 作者: 木村 心一
  • 出版社/メーカー: 富士見書房
  • 発売日: 2010/10/20
  • メディア: 文庫