ライトノベル「まよチキ!7」を、読みました。波乱に満ちた体育祭が終わり、近次郎は、シュレディンガーという最強の先輩とも和解し、その妹のナクルと共に、意に反して、恋愛絡みの関係を深めていた。そんな中、天災による自宅の半壊により、住処を失った近次郎は、しばらくの間、同級生で富豪の令嬢、涼月奏の屋敷で、使用人として暮らす事になるが……。

 今回で、学園の手芸部という名の格闘クラブの全容が明らかになります。特に、部を創設した部長は、奏と深く関わり合っていたようで、屋敷での生活を左右する状況に陥りますが、近次郎は、相変わらずですね。運が良いのか悪いのか、女難のエピソードが次々と押し寄せてきます。女性恐怖症という体質を克服できた頃には、多数の女の子と深い関係になっていそうですね。とりあえず、元凶とも言える奏と手芸部の部員は、頭打ちとなりそうですし、奏の本心など、核心を突いた展開を見る限り、これ以上は増えないと思いますが、少なくても、スバル、奏、マサムネの三人とは、関係が深くなりすぎていますし、人間関係も複雑で、誰を選んでも切ない結末になりそうです。



まよチキ!7 (MF文庫J)

  • 作者: あさの ハジメ
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2011/04/25
  • メディア: 文庫