ライトノベル「これはゾンビですか?8」を、読みました。クリスとの対決絡みで知り合ったネネが、冬コミに参加すると知り、大晦日、歩たちもコミケ会場に足を運んだ。それぞれ、好き勝手な言動で、予想外の盛り上がりを見せていたが、そんな中、歩は、偶然、リリア・リリスと名乗る小柄な少女と出会う。「ごめんなさい」を、連発する謙虚で可憐なお姫様と言った雰囲気だが、その正体は、最も恐れていたヴィリエの女王だった……。

 ヴィリエの女王って、年配で、貫禄のあるイメージを持っていましたが、拍子抜けしました。ただ、子供っぽい容姿でも、呪文の詠唱で、地上を一瞬で吹き飛ばしてしまう程の力を持つ魔装兵器「ふうりんかにゃん」の使い手となると、厄介ですね。発想が極端で、躊躇なく、大惨事となる能力を使ってしまうあたり、未熟さがあだになってしまったと言うか、言動と性格が一致していないようにも見えます。低姿勢のようで、実はプライドが高いという素振りも見受けられますし……。攻略法を探すべきか、敵に回さないようにするべきかは、判断が難しいところですね。いずれにしても、一度、降伏させなければならない事は、クリスたち、魔装少女に一貫して言える事ですし、選択の余地は無いと思いますが……。それにしても、緊張感が必要な時に、歩は何をやっているのでしょうか……。ラッキースケベの能力があるとしか言いようがありませんが、人間関係は、かなり複雑化しそうですね。


これはゾンビですか?8 DVD付限定版 はい、キスしてごめんなさい

  • 作者: 木村 心一
  • 出版社/メーカー: 富士見書房
  • 発売日: 2011/06/10
  • メディア: 単行本



これはゾンビですか?8 はい、キスしてごめんなさい (富士見ファンタジア文庫)

  • 作者: 木村 心一
  • 出版社/メーカー: 富士見書房
  • 発売日: 2011/06/18
  • メディア: 文庫