12月19日発売。定番のラインナップですが、好みは、4本です。
●星は歌う/高屋奈月
連載29話。 千広が中学生の頃に出会った桜という不器用な少女とのエピソード。お互い、孤独という部分で共感し、親しくなって行く二人だが、ある日、桜が突然、自殺した。命は取り留めたものの目を開く事はなく、次第に、どうすればいいのか分からなくなっていく千広は……。
千広の過去が、すべて明かされました。意外だったのは、桜が生きているという現実ですね。目を覚ますことなく生き続けているというのは、ある意味、死よりも辛い事かも知れませんし、側にいれば、決して逃れる事の出来ない呪縛という感じで、彼が悩む気持ちも理解できます。ただ、予想以上に厄介な過去を抱えている事で、サクヤとの関係が進展する事も難しくなってきたように思います。
●S・A/南マキ
連載94話。 碧の誕生会に、彗の祖父が参加して、激怒した碧により、険悪なムードに……。祖父に協力した光は、困惑するが、何か策がありそうな彗の提案により、みんなで、オーストラリアにある祖母の墓参りへ行く事に……。
彗の祖父も、すっかり威厳がなくなり、普通に、頑固なお爺さんという感じで、親しみやすくなっていましたが、今回は、更に駄目押しというようなエピソード。悲しい過去を清算した事で、光と彗の関係を反対する理由もなくなりましたし、これで、二人は安泰かな……。
●今日も明日も。/絵夢羅
連載17話。 稜の仕事場で、クリスマスパーティをする事になった。ちか、はるか、アシスタントの他、夏澄まで訪ねてきた。しかも、先日、再会した稜の元恋人を連れて……。
稜の元恋人が二人……と、気まずい雰囲気ですが、顔が似ているという事で、低次元な自慢話になったりと、割とコミカルな展開ですね。ほのぼのとした雰囲気に好感が持てます。そんな中、ちかの反応が微妙で、焼き餅と一緒に、恋愛感情が芽生えたような感じでしょうか……。意識しまくりという彼女の言動に魅力を感じます。
●NGライフ/草凪みずほ
連載47話。 決して忘れないという戒めに捕らわれ、前世の記憶に悩む敬大は、その最後の日となった出来事を回想していた。それは、突然、激しく噴火した火山に、飲み込まれていくポンペイの街……。誰一人として助ける事ができないまま力尽きたシリクス(敬大)は……。
最後の日のエピソードは、何度となく描かれていますが、ここまで、丁寧な描写は、初めてですね。「貴方のいないこの世に、私は一秒だっていられません…私に生きて欲しいとお思いならば、戻ってきて下さい……」というセレナの人柄を示すようなセリフを含め、予想以上にドラマチックな展開に、感動しました。
●星は歌う/高屋奈月
連載29話。 千広が中学生の頃に出会った桜という不器用な少女とのエピソード。お互い、孤独という部分で共感し、親しくなって行く二人だが、ある日、桜が突然、自殺した。命は取り留めたものの目を開く事はなく、次第に、どうすればいいのか分からなくなっていく千広は……。
千広の過去が、すべて明かされました。意外だったのは、桜が生きているという現実ですね。目を覚ますことなく生き続けているというのは、ある意味、死よりも辛い事かも知れませんし、側にいれば、決して逃れる事の出来ない呪縛という感じで、彼が悩む気持ちも理解できます。ただ、予想以上に厄介な過去を抱えている事で、サクヤとの関係が進展する事も難しくなってきたように思います。
●S・A/南マキ
連載94話。 碧の誕生会に、彗の祖父が参加して、激怒した碧により、険悪なムードに……。祖父に協力した光は、困惑するが、何か策がありそうな彗の提案により、みんなで、オーストラリアにある祖母の墓参りへ行く事に……。
彗の祖父も、すっかり威厳がなくなり、普通に、頑固なお爺さんという感じで、親しみやすくなっていましたが、今回は、更に駄目押しというようなエピソード。悲しい過去を清算した事で、光と彗の関係を反対する理由もなくなりましたし、これで、二人は安泰かな……。
●今日も明日も。/絵夢羅
連載17話。 稜の仕事場で、クリスマスパーティをする事になった。ちか、はるか、アシスタントの他、夏澄まで訪ねてきた。しかも、先日、再会した稜の元恋人を連れて……。
稜の元恋人が二人……と、気まずい雰囲気ですが、顔が似ているという事で、低次元な自慢話になったりと、割とコミカルな展開ですね。ほのぼのとした雰囲気に好感が持てます。そんな中、ちかの反応が微妙で、焼き餅と一緒に、恋愛感情が芽生えたような感じでしょうか……。意識しまくりという彼女の言動に魅力を感じます。
●NGライフ/草凪みずほ
連載47話。 決して忘れないという戒めに捕らわれ、前世の記憶に悩む敬大は、その最後の日となった出来事を回想していた。それは、突然、激しく噴火した火山に、飲み込まれていくポンペイの街……。誰一人として助ける事ができないまま力尽きたシリクス(敬大)は……。
最後の日のエピソードは、何度となく描かれていますが、ここまで、丁寧な描写は、初めてですね。「貴方のいないこの世に、私は一秒だっていられません…私に生きて欲しいとお思いならば、戻ってきて下さい……」というセレナの人柄を示すようなセリフを含め、予想以上にドラマチックな展開に、感動しました。
S・A(スペシャル・エー) 14 (14) (花とゆめCOMICS)
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