4月28日発売。好みの作品は、3本です。
●っポイ!/やまざき貴子
連載79話。ラストゲーム(後編)
バスケの練習試合で、強敵、鷹丘の実力を見せつけられる平や万里たちだが、それなりに、善戦していた。そんな中、万里がゲガで退場し……。
中学最後の練習試合という事で、白熱した真剣勝負となっていますが、結構、引っ張りますね。前後編に分けた割に、まだ続くようで、原稿を落としたのでは……という疑惑も感じられます。
試合の方は、大盛況の観客席に、平が、最近、関わってきた自殺志願の二人が見に来ているところが、ポイントでしょうか……。難関を乗り越えるパワーを見せる事で、救われるものがあるかも知れません。ただ、試合そのものには、あまり興味がありませんので、どちらかと言うと、残りの懸案事項である平、雛姫、真の三角関係の行方が、気になります。
●スキマ式/佐原ミズ×スキマスイッチ
シリーズ読みきり、38P。 中学生の維乃は、好き嫌いの激しい雑で男っぽい性格……。そんな彼女は、兄が家庭教師をしている同じ年の偲香が嫌いだった。しかし、兄の余計なお節介で、彼とメール交換しなければならなくなり、毎日、律儀に送られてくる長文のメールをろくに見ず、適当に返事を送っていた維乃だが……。
大雑把な性格が災いし、無意識に、偲香の告白を受けてしまった維乃……。さすがに、自己嫌悪に陥るのも仕方ないでしょうね。しかも、偲香って、メチャクチャいい人ですし、好きな気持ちは、理屈じゃないという一連のセリフも印象的です。健気で、深い愛情が感じ取れる言動に、維乃が心動かされるのも納得できます。
●そこをなんとか/麻生みこと
シリーズ連載、45P。 ある日、土屋忠という男から、著作権侵害についての依頼が舞い込む。彼が、以前、勤めていた会社に、盗用された自分の著作物を、取り戻したいというのが依頼内容……。弁護を担当する事になった楽子は、企業相手の訴訟に、一攫千金を夢見るが、決め手となりそうな証拠探しに難航して……。
今回は、著作権についての争いですが、なかなか、証拠を示すのが、難しそうですね。ただ、裁判にはなりづらい事件ですし、明確な証拠があれば、和解交渉で解決できる程度の案件という事もあり、楽子の弁護士としての手腕が生かせるものではなかったように思います。それに、途中から、趣旨も逸れてしまい、結局は、個人的な逆恨みというだけで、数年ぶりに会った親戚の女の子が、ポイントになったのも微妙なところですね。
●っポイ!/やまざき貴子
連載79話。ラストゲーム(後編)
バスケの練習試合で、強敵、鷹丘の実力を見せつけられる平や万里たちだが、それなりに、善戦していた。そんな中、万里がゲガで退場し……。
中学最後の練習試合という事で、白熱した真剣勝負となっていますが、結構、引っ張りますね。前後編に分けた割に、まだ続くようで、原稿を落としたのでは……という疑惑も感じられます。
試合の方は、大盛況の観客席に、平が、最近、関わってきた自殺志願の二人が見に来ているところが、ポイントでしょうか……。難関を乗り越えるパワーを見せる事で、救われるものがあるかも知れません。ただ、試合そのものには、あまり興味がありませんので、どちらかと言うと、残りの懸案事項である平、雛姫、真の三角関係の行方が、気になります。
●スキマ式/佐原ミズ×スキマスイッチ
シリーズ読みきり、38P。 中学生の維乃は、好き嫌いの激しい雑で男っぽい性格……。そんな彼女は、兄が家庭教師をしている同じ年の偲香が嫌いだった。しかし、兄の余計なお節介で、彼とメール交換しなければならなくなり、毎日、律儀に送られてくる長文のメールをろくに見ず、適当に返事を送っていた維乃だが……。
大雑把な性格が災いし、無意識に、偲香の告白を受けてしまった維乃……。さすがに、自己嫌悪に陥るのも仕方ないでしょうね。しかも、偲香って、メチャクチャいい人ですし、好きな気持ちは、理屈じゃないという一連のセリフも印象的です。健気で、深い愛情が感じ取れる言動に、維乃が心動かされるのも納得できます。
●そこをなんとか/麻生みこと
シリーズ連載、45P。 ある日、土屋忠という男から、著作権侵害についての依頼が舞い込む。彼が、以前、勤めていた会社に、盗用された自分の著作物を、取り戻したいというのが依頼内容……。弁護を担当する事になった楽子は、企業相手の訴訟に、一攫千金を夢見るが、決め手となりそうな証拠探しに難航して……。
今回は、著作権についての争いですが、なかなか、証拠を示すのが、難しそうですね。ただ、裁判にはなりづらい事件ですし、明確な証拠があれば、和解交渉で解決できる程度の案件という事もあり、楽子の弁護士としての手腕が生かせるものではなかったように思います。それに、途中から、趣旨も逸れてしまい、結局は、個人的な逆恨みというだけで、数年ぶりに会った親戚の女の子が、ポイントになったのも微妙なところですね。