りぼん ４月号

　３月３日発売。今回は、読みきり作品が３本と、多めでしたが、原因は、槙ようこさんの連載作品が、休載になった為のようです。体調不良という事ですが、次回も休載のようですし、何があったのか、気になりますね。りぼんの連載では、一番好きな作品ですし、病気だとしたら心配です。
　さて、今回の好みの作品ですが、４本ありました。

●チョコレートコスモス／春田なな　
　連載８話。　悠士の紗雪に対する思いが、はっきりした事で、三角関係の色合いが濃くなってきました。紗雪も、克弥に一途というよりは、悠士の事も気になり、悩んでいるという感じですね。なんか、訳ありっぽいけど、結末への選択肢が１つ増えた事で、展開が見えなくなりましたし、続きが気になります。

●ＣＲＡＳＨ！／藤原ゆか　
　連載12話。　前回、大失敗に終わった歌番組デビューのリベンジに加え、新たな勝負に勝たなければならない状況に立たされたＣＲＡＳＨ！のメンバーですが、５人の個性を生かした派手な演出で、いい感じにまとまっていますね。ただ、花の手から離れたような独自の演出という事もあり、本筋から少しずれてきたような気もして、見極めが難しいところです。

●株式会社ラブコットン／樫の木ちゃん　
　連載14話。　順調に売り上げを伸ばし、躍進を続けるラブコットン。上機嫌の成たちだが、ある日、ビルのオーナーから、意外な頼み事をされて、篠原やえという辛口コメントで有名なファッションジャーナリストと関わる事になり……という展開。　危機的状況を一転させる奇跡のような手腕を見せていた成も、完全に打ちのめされた感じですね。ただ、直接的な影響が少ない事もあり、危機感というよりは、成功すれば、更なる躍進を望めるという程度ですし、今回は、成以外の有能なスタッフだけで、どこまでやれるかがポイントのようですね。

●光の巣へ／えばんふみ　
　連載５話。　雫たちを引き取りたいという祖父の申し出に、どう対処するかが見どころと言えそうですが、いいものを見せてもらいました。雫の不安を、払拭する「行かせないよ」という母の一言に、愛情が込められているようですし、それに応える雫たちの言動も微笑ましいものがあります。寸劇は、どうかと思いますが、絆も少し深まったようで、感動しました。

りぼん 2008年 04月号 [雑誌] 作者: 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2008/03/03 メディア: 雑誌

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