新作アニメDVD：「直chan」ＷＯＲＬＤ：SSブログ

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新作アニメDVD　[アニメ] [編集]

　新作アニメＤＶＤで、思い入れの深い作品２本を、見ました。

●ARIA The ORIGINATION Navigation.1
　１話～２話収録。アニメオリジナルのストーリーですが、原作のイメージを壊さない程度に、ＡＲＩＡの世界を広げたエピソードで、独特の優しい雰囲気が味わえますね。１話は、２期シリーズの繋ぎとして、主要キャラ、６人揃ってのお茶会という設定です。見どころとしては、アリシア、晃、アテナの３人それぞれの仕事ぶりが語られるシーンでしょうか……。２話は、灯里が請け負った久しぶりの仕事という事で、ウンディーネとしての力が試されるようなエピソード。仕事ぶりを見る限り、技術的には、この時点で既に一人前のレベルに達していたように思います。ただ、ネオ・ヴェネツィアを知り尽くしたような客を、観光案内だけで楽しませる事は難しいと実感させられたようで、笑顔なんだけど、泣きそうな心境がうかがえる灯里が、ちょっと可哀想に思えました。心配して、後を付けていた藍華とアリスの言動が、微笑ましくて、全体的には好感の持てるエピソードだと思います。

ARIA The ORIGINATION Navigation.1

出版社/メーカー: メディアファクトリー
メディア: DVD

●ef - a tale of memories. 6　
　１１話と１２話収録の最終巻。過去13時間しか記憶する事ができないという千尋の障害を抱え、蓮治と千尋の恋は、最終局面に……。恋人として、すべてを許し合った二人だが、忘れてしまう事が恐いという千尋の別れを決意した言動により、窮地に追い込まれる蓮治。彼女が完成させたバットエンドの小説との相乗効果で、暗い結末が濃厚になっていただけに、ラストの切り返しは、圧巻でした。切なさと、どんな障害にも負けない強い恋愛感情が織り交ざり、かなりインパクトのあるラブストーリーとして、心に刻まれました。
　「忘れたくない想い、ありますか？」という問いの意味が、千尋やみやこのラブストーリーで、理解できたような気がします。もう一つ、わかりそうでわからないのが、優子と夕の存在というか、役どころ。あと、何回か、見直せばわかりそうな気もしますが、原作を読んだ方が早いかも知れませんね。
　いずれにしても、好みとしては、最高ランクの作品という位置づけに、変わりありませんし、心を動かされたセリフ、シーンも数え切れないほどあり、時間があれば、もう一度、見直したいですね。