俺の妹がこんなに可愛いわけがない(1) [ライトノベル]
ライトノベル「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」を、読みました。高校生の京介は、特に目立ったところのない平凡なタイプだが、そんな彼には、桐乃という中学生の妹がいる。ファッション雑誌の専属読者モデルをやっているような美人で、しかも、成績優秀、スポーツ万能という完璧さだが、気の強い性格で、いつも見下されていた。何年も、ほとんど会話がない状態が続く、劣悪な兄妹関係だったが、ある日、桐乃の落とし物を、京介が拾った事が切っ掛けで、ずっと隠し続けていた彼女の意外な趣味が明らかになる。知ってしまった以上、成り行きで、何かと協力する事になってしまった京介だが……。
この作品、相手が、実の妹という事で、ラブストーリーという可能性は乏しいですね。いくらツンデレ美少女の魅力があっても、そこで、面白味は半減するように思います。コミック版を、読んでいなければ、序盤で挫折していたかも知れません。そんな、マイナス要素がありながら、夢中で4巻まで一気に読んでしまう程の不思議な魅力があります。今回の1巻のエピソードは、完璧美少女の妹が、魔法少女もののアニメや、妹もののエロゲーを、こよなく愛するという人には言えない趣味を持っていたという意外性と、秘密を共有した京介が、趣味を押しつけられる苦難から、身代わりの友人を見つけてやろうとする展開が、コミカルに描かれています。そして、そういうものに否定的な父親との対立というのが、最大の見どころでしょうか……。
この作品、相手が、実の妹という事で、ラブストーリーという可能性は乏しいですね。いくらツンデレ美少女の魅力があっても、そこで、面白味は半減するように思います。コミック版を、読んでいなければ、序盤で挫折していたかも知れません。そんな、マイナス要素がありながら、夢中で4巻まで一気に読んでしまう程の不思議な魅力があります。今回の1巻のエピソードは、完璧美少女の妹が、魔法少女もののアニメや、妹もののエロゲーを、こよなく愛するという人には言えない趣味を持っていたという意外性と、秘密を共有した京介が、趣味を押しつけられる苦難から、身代わりの友人を見つけてやろうとする展開が、コミカルに描かれています。そして、そういうものに否定的な父親との対立というのが、最大の見どころでしょうか……。
コメント 0