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迷い猫オーバーラン!7 [ライトノベル]

 ライトノベル「迷い猫オーバーラン!7」を、読み終えました。夏帆が仕組んだ留学騒動で、文乃、千世、希の気持ちに気付いた巧だが、今の自分では、彼女達と対等に付き合える自信がないと、返事を保留する。自分に何が出来るのか、答えを出せないまま、とりあえず、ジョギングを始めて、基礎体力を付ける事に専念していた。一方、文乃たちも、巧と二人になる機会をうかがい、アピールの仕方に頭を悩ませていたが……。
 そんな中、2年に進級した巧たちは、迷い猫同好会の新入部員の事で、懸案事項を抱える事になる。家康が制作した文乃たちの隠し撮りPVが反響を呼び、入部希望者が殺到……。その数、100人を超える勢いで、収拾が付かなくなっていた。生徒会や他の部活動からのクレームもあり、急遽、部員の選抜試験を行う事になるが……。

 夏帆の置き土産と、副部長になった家康の暴走に加え、悪のりした千世により、学園規模の大騒動になりますが、展開としては、これまでにもありましたので、それ自体の面白味は感じられません。実際、メインとなるエピソードは、新入部員の十和野心に集中しています。オタク趣味がばれて、中学時代は、孤独に過ごしてきたというどこかで聞いたような設定ですが、最初は、大吾郎の一件もありますし、家康に春が……とも思いました。でも、さすがに、そこまで、都合良くなかったようですね。もっとも、家康は、夏帆という可能性が高いと思います。ま、どうでもいい事ですけど……。
 それで、心ですが、ツンデレ風味の意地っ張りキャラといったところでしょうか……。文乃、千世、希、それぞれの性格を、断片的に取り入れたような言動です。巧ハーレムに、かなり嫌悪感を抱いていたようですが、恋すると、見えなくなってしまうんでしょうね……きっと。
 メンバーも入れ替わり、恋愛も混迷を極めてきましたし、続きが楽しみですね。



迷い猫オーバーラン!〈7〉拾ったらいいじゃないですか! (集英社スーパーダッシュ文庫)

迷い猫オーバーラン!〈7〉拾ったらいいじゃないですか! (集英社スーパーダッシュ文庫)

  • 作者: 松 智洋
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2009/11
  • メディア: 文庫



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