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狼と香辛料Ⅳ [ライトノベル]

 ライトノベル「狼と香辛料Ⅳ」(4巻)を、読み終えました。ホロの故郷、ヨイツの情報を得るため、テレオという田舎の村にたどり着いたロレンスとホロ。唯一の手掛かりとなる教会のフランツ司祭を訪ねるが、彼は、既に亡くなっていた。後を継いで、司祭を任されているという少女、エルサに事情を話し、情報を得ようとするロレンスだが、門前払いされてしまう。彼女が、手掛かりとなる情報を持っていると確信するロレンスとホロは、なんとか聞き出す方法を探るが……という展開。今回は、テレオという小さな村が、小麦の収穫だけで裕福な暮らしを得ているというカラクリと、食料品の取引で最も恐い不良品の混入という莫大な損失が絡むエピソードです。ロレンスは、巻き込まれただけですが、責任の擦り付け合いという状況で、よそ者という立場の弱さから窮地に追い込まれてしまう運の悪さもあり、結局、ホロの力を借りる事に……。ホロの「奇跡」と言える意外な能力の披露には、驚かされました。さすが、小麦に宿る神と言われるだけありますね。ホロとのコンビネーションで、商売に関しては、頭が良く回るロレンスの交渉術で、一発逆転という展開は、何回見ても、楽しめます。
 目的地に一歩近付き、ロレンスとホロの関係が問われる展開になってきましたし、ラブストーリーとしても見どころがありそうで、続きが楽しみです。



狼と香辛料 (4) (電撃文庫 (1390))

狼と香辛料 (4) (電撃文庫 (1390))

  • 作者: 支倉 凍砂
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • 発売日: 2007/02
  • メディア: 文庫



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おどんとグリフス

最近、アニメを見て物足りなくて原作に手を出してしまいそうになることが多いです。狼と香辛料と紅はアニメの補完のために読んでみたいと思うのですが。時間がないのがなんとも・・・
by おどんとグリフス (2008-05-10 00:09) 

「直chan」

おどんとグリフスさん>
 コメントありがとうございます。
 確かに、ライトノベル原作のアニメは、作品の魅力を十分に描き切れていない感じがしますね。情報量が圧倒的に違いますので、仕方ないのかも知れませんが……。狼と香辛料の場合は、1冊読むのに、私の場合、だいたい12時間かかりますが、これが、ちょうど良いペースだとすると、忠実にアニメ化した場合、1話から6話までで、2クール必要な計算になります。これは、極端な話ですが、かなりカットされているのは事実ですし、好きな作品であればある程、不満は大きくなりますね。
by 「直chan」 (2008-05-10 00:47) 

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