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MIB(2) [ライトノベル]

 ライトノベル「MIB(2)」を、読みました。人類削減計画を狙った宇宙人によって持ち込まれた未知のウイルス……。それは、性病という形で、緩やかに人類を削減するものらしく、計画に関わっていた逃亡中のUFO専門家の父から託された事が切っ掛けで、高校生の星人の日常は、一変した。計画反対派の宇宙人、アリアと人工生命体のミムラに協力する星人だが、計画推進派の手先、美希の策略にはまり、追い詰められた彼は、ウイルスを飲み込んでしまった。事件は、星人の犠牲で解決したように見えたが、星人を監視する為、今まで通り、同居を続ける事になったアリアとミムラ……。更に、記憶を消して、アメリカの研究施設に帰ったはずの美希が、転入生として、現れた事で、星人の周囲が慌ただしくなって行く……。
 この作品は、続編が出た事に、意表を突かれたような気がします。これ以上、話を膨らませられるのか疑問に思いましたが、読んでみると、前作より楽しめました。恋愛とは無縁になったはずの星人ですが、計画推進派にとっては、秘密兵器のようなものですし、物から、星人自身にターゲットが移った事で、美希のエスカレートして行く色仕掛けも見どころの一つですね。もちろん、全力で、阻止するアリアもジェラシーに似た過激な言動で、魅力が増していますし、ミムラと過ごす穏やかな時間も心地よさそうで、好感が持てます。
 ただ、星人って、一見、真面目そうですが、どうも行動が裏目に出てしまうというか、詰めが甘いというか……。一言で言えば、バカですね。
 まだ続きそうな雰囲気ですが、今後の見どころとしては、やはり、アリアの真意を含め、恋愛絡みのリアクションかな……。



MIB〈2〉 (電撃文庫)

MIB〈2〉 (電撃文庫)

  • 作者: 柏葉 空十郎
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2009/10/10
  • メディア: 文庫



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