ＬａＬａ　９月号：「直chan」ＷＯＲＬＤ：SSブログ

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ＬａＬａ　９月号　[少女マンガ] [編集]

　７月24日発売。好みの作品は、３本です。

●夏目友人帳／緑川ゆき
　東方の森の章　前編
　ある日、猿面の妖集団に襲われた夏目だが、危ないところで、ニャンコ先生に助けられる。友人帳を狙う妖のようだが、これまでにない陰湿さに、警戒を強めていた……。
　的場の絡んだエピソードという事もあり、重い雰囲気になっていますね。友人帳の存在は、妖との関わりを深める一方で、的場のような祓い屋の人間からも守らなければなりませんし、夏目は、どんどん苦境に立たされて行っているように思います。また、藤原夫妻に真実を話さない理由を推測する田沼の見解も的を射ているようで、納得できました。そう考えると、切ないですね。

●キスよりも早く／田中メカ
　連載27話。一馬と文乃の関係に、ある程度、理解を示した智之は、体育会系らしい勝負で決着を付ける事にした。死闘の末、一馬が勝利して、約束通り元の生活に戻ったが、家では、家族団らん、学校では、生徒以上の感情を見せない一馬に、不満を抱いていく文乃。そんな中、南国への修学旅行が始まり……。
　一馬と文乃、お互いに負けず劣らず深い恋愛感情を抱いていますが、必死に自制する一馬に対し、文乃は、欲望のままの猛アタックという感じで、どうしてもコミカルな展開になってしまいますね。そこが、魅力的でもありますが……。修学旅行も、何の思い出もなく過ぎ去り、ストーリーとしては、物足りなさを感じますね。

●純愛ラビリンス／なかじ有紀
　連載4話。　隣に越してきた俳優の伶良と、不本意ながらも関わってしまった羽美は、ある日、鍵を忘れて家に入れないでいる彼をと遭遇し、見かねて、家に上げた。そこへ、伶良とはライバル関係の兄、美斗が帰ってきて……。
　羽美と美斗の兄妹関係、羽美の一方的なものかと思えば、意外に、美斗も強い思いを抱いているようで、驚きました。しかし、キスはやり過ぎでは……。