花とゆめ 19号

　９月５日発売。全体的に、安定した連載作品ばかりで、斬新さはいまいちかな……。好みの作品は、４本ありました。

●今日も明日も。／絵夢羅
　連載12話。夏の旅行で、ちかに思いを寄せている夏澄と関わってから、ちかの事が気になって仕方ない稜だが、自分の気持ちに収拾がつかず、悩んでいた。そんな時、ちかが、子猫を拾ってきて……。
　稜の気持ちは、決まっているような気もしますが、やはり、年の差が引っかかっているのか、ちかの本心を知るのが恐いといったところでしょうか……。夏澄の参入が、いい方向に転べばいいのですが……。

●いっしょにねようよ／高尾滋
　連載６話。古白たちとの共同生活で、心の傷も癒えてきた一子は、訳ありげな古白の事が気になっていた。ある日、古白が集めているお面の手入れを手伝う事になった一子は、彼が、母親に買ってもらったという一番最初のお面を見せてもらうが……という展開。
　何か深い傷を抱えているような古白ですが、その原因の発端に、母親の事があるようです。一子は、もう大丈夫だと思いますし、他の住人の問題解決が、メインになりそうな感じですね。

●ＮＧライフ／草凪みずほ
　連載41話。　美依の幼なじみ、清彦が、美依とキスしているところを目撃した敬大は、自分でも理解できない複雑な思いを抱き、悩んでいた……。
　清彦の真意がわかりませんので、何とも言えませんが、必死に取り繕うとする美依の姿が痛々しくて、見ていられませんね。ただ、敬大も、かなりダメージを受けているようですし、もう一押しで、落ちそうな気もします。あとは、タイミングでしょうか……。そこが難しそうですけど。

●神様はじめました／鈴木ジュリエッタ
　連載11話。　鳴神姫に土地神の力を奪われ、巴は子供の姿に変えられてしまった奈々生は、とりあえず、鞍馬の家に転がり込み、対策を練っていたが……という展開。
　人間としての奈々生に、何の力もありませんし、鳴神姫の心変わりに期待するしか方法がありませんね。実際、かなりストレスを溜めているようですし、狙いは、巴衛だけという事であれば、鳴神姫ともう一度、話し合うしか解決の糸口は見つからないように思います。展開からして、そう難しい事ではないと思いますが……。

神様はじめました 1 (1) (花とゆめCOMICS) 作者: 鈴木 ジュリエッタ 出版社/メーカー: 白泉社 発売日: 2008/09/19 メディア: コミック

NGライフ 6 (6) (花とゆめCOMICS) 作者: 草凪 みずほ 出版社/メーカー: 白泉社 発売日: 2008/09/19 メディア: コミック

今日も明日も。 1 (1) (花とゆめCOMICS) 作者: 絵夢羅 出版社/メーカー: 白泉社 発売日: 2008/07/17 メディア: コミック

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