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スイート☆ライン3 [ライトノベル]

 ライトノベル「スイート☆ライン3」を、読みました。正午の姉が、過労で入院してから二週間が過ぎ、もうすぐ退院できるところまで回復していた。その間、献身的に、姉の世話を焼いてくれたり、いつも通り、家事をこなしている永遠に感謝する正午。そんな中、永遠が受ける「シックスティーン」というアニメの一次オーディションが始まる。準備不足や弱点の克服が微妙な状態で、心配する正午だが、彼女の力を信じて、いつも通り学校へ行く。帰りに、立ち寄った喫茶店で、「シックスティーン」の原作者でもある小説家の沢村霧生と、偶然、再会した。作品の事で意気投合し、成り行きで、永遠のオーディションを見学できる事になったが……。

 オーディション編という事で、永遠のエピソードと、はるかにもスポットを当てた展開になっています。永遠のオーディションでは、案の定、ボロボロ状態で、またしても、正午に助けられた格好ですね。最終オーディションの際のトラブルも含め、いつも、ピンチの時に、絶妙なタイミングで助けに入る正午……。好感度が、倍増してもおかしくない展開です。永遠からも明かな恋愛感情が見られますし、ジェラシーも人一倍強いようで、魅力が一段と増しています。特に、一次オーディションの小悪魔っぽい演技力は、凄まじいものでした。内面的な感情を、さらけ出したような要素もあり、最大の見どころかも……。
 ただ、ラブストーリーとしては、まだまだですね。誰にでも優しく、行動力もある正午の性格は、三角関係を誘発するには十分ですし、はるかの参入も当然だと思います。意外に、暗い秘密を抱えていたのには驚きましたが、はるかの性格を熟知した解決法で……。正午は、結果的にどうなるかを理解できないはずはないと思いますし、ここまで露骨な愛情表現に気付かないという設定は、さすがに無理があるように思います。


スイート☆ライン〈3〉オーディション編 (電撃文庫)

スイート☆ライン〈3〉オーディション編 (電撃文庫)

  • 作者: 有沢 まみず
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2010/03
  • メディア: 文庫



スイート☆ライン〈2〉オーディション準備編 (電撃文庫)

スイート☆ライン〈2〉オーディション準備編 (電撃文庫)

  • 作者: 有沢 まみず
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2009/10/10
  • メディア: 文庫



スイート☆ライン (電撃文庫)

スイート☆ライン (電撃文庫)

  • 作者: 有沢 まみず
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2009/05/10
  • メディア: 文庫



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